霞む街と心のフィルター

街がかすんでますね。

黄砂と花粉のダブル攻撃で、アレルギーをお持ちの方はさぞやお辛いことでしょう・・・。

もう少しの辛抱です。頑張ってください。

サロンの窓から市電通りを眺めていても、いつもは見える本宮山の山頂が全く見えません。

花粉と黄砂か・・・どちらも目に見えるか見えないくらい小さなものなのに、たくさん散らばるとそこに在る大きな物も隠してしまうんですね。

透明に見えて透明じゃない。

無いように見えてそこにある。

それは人間の感覚や思考にも言えることですね。

自分でも気づかない潜在意識のつぶつぶが、現実世界にちゃんとあるものも隠して見えなくしてしまう。

自分ではそこにある物や感情に気づけないけれど、他の人にはちゃんと見えていて知っていることって案外多いです。

自分の感覚が、そんな心もとないものである側面も自覚しないといけないですね。

自分の思いや、自分の目が見ているものが正しいと信じて疑わない人もいらっしゃいますが、自分では気づけないフィルターがかかっていることだってあり得る、ということも忘れないでいたいです。

その上でこそ本当の意味で自分の信念が貫ける、そんな気がします。

霞む街を見ながら、そんなことを考えた午後でした。